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 クルマ社会を問い直す会へのお誘い


■ クルマの使用が温暖化を進めています

 一般個人の生活の中でクルマの使用は、電気やガスの使用によるよりも段違いに多い二酸化炭素を排出しています。私たちができる最大の温暖化対策はクルマに乗らないことです。

■ 道路建設が自然と都市と財政を破壊しています

 果てしなく続く、道路の建設。貴重な自然を破壊し、都市では立ち退きにより街の歴史と伝統を破壊しています。採算の取れない道路は国家財政を危機に陥れています。資源枯渇、地球環境の時代に、もうこれ以上、道路は必要ありません。

 

クルマ社会と子供たち

■ たくさんの子どもたちの命が奪われています

 朝、お父さん・お母さんが、子どもたちを見送ります。そこでの挨拶は、かならず、「行ってらっしゃい、クルマに気を付けてね」です。毎朝、毎朝そう言わなければならないほど、道が危険だからです。

 通学路には、たくさんのクルマが走っています。そんな道を、とても危ない思いをしながら、子どもたちは学校に通います。でも、毎年70000人を超える子どもたちがケガを負わされています。そして、実に500人もの子どもたちが、クルマのために命を奪われてしまうのです。今、子どもの生命にとって、クルマほどに危険なものはありません。

■ 排気ガスや騒音・振動による健康障害も深刻です

 事故だけではなく、クルマの出す排気ガスによる大気汚染の害も深刻です。喘息患者は年々増えつづけているばかりか、発症年齢も低年齢化しています。死に至る子どもも多くいます。アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎なども、排気ガスによる大気汚染が一因となっています。

 幹線道路沿いでは、騒音や振動 による健康被害も深刻です。頭が痛い、イライラする、眠れない、落ち着かない、腹が立ちやすいといった苦痛・不快感を、子どもたちは訴えています。騒音や振動は、子どもたちの傷病率さえ高めます。

■ 子どもたちの遊び場も奪われています

 さらに、道路と駐車場の拡張につぐ拡張は、大気を浄化する緑とともに、子どもたちの遊び場である原っぱや空き地も、奪いつくしてしまいました。道を含めた遊び場の面積は、40年前に比べて今は20分の1、大都市圏では40分の1に減ってしまいました。今、子どもたちは、道をのんびりと歩くことも、そこで遊ぶことも許されません。

■ クルマ利用を考え直しましょう

 たしかにクルマは便利な乗り物です。でも私たち大人は、子どもたちにこれだけの被害を与えている事実を、もっと深刻に受けとめるべきではないでしょうか。幼い頭に黄色い帽子やヘルメットをかぶせ、形ばかりの児童公園をあてがってことたれりとする前に、道路や交通安全教育のあり方、クルマ利用のあり方などを、もっと根本的に考えなおす必要があるのではないでしょうか。


会の基本方針

1. クルマに関する認識の転換を図り、今日のクルマ優先社会を変えること。
 今までのようにクルマを便利で役に立つ道具・現代の生活に不可欠の道具とみる認識から、種々の問題をはらむ道具・その使用にあたっては厳重な社会的監視が必要な道具とみる認識への転換、いわばクルマに関する「世論の転換」をめざします。

2. また「今日のクルマ優先社会を変える」ために、安全に道を歩き生活する権利を、私たちが有する基本的権利として確立する努力をします。

次のような活動を行います

1. 全国の自動車問題関連団体との意思疎通、それら団体の活動の後押し、全国的なネットワークづくり、新たな組織結成の援助。
2. 各地での、あるいは全国規模での改善活動、啓蒙活動、その他の必要な活動。
3. 関係する諸機関への要求、要望、請願等。
4. 会報の発行。

 なお、会員の意見を取り入れながら、積極的に今後の活動をすすめていきたいと考えています。

一緒に行動しませんか

 「クルマ社会を問い直す会」は、こうしたクルマ優先社会を変えること、をめざして、1995年春に結成されました。道路写真展や公共交通推進のイベントを開催したり、状況改善のために各種機関に要請に行ったり、各種運動団体の大会で問題を提起したりするなどの活動をしてきました。また、クルマ問題に関わる講演会や勉強会を各地で開催・後援してきました。今後も引き続き、一般の方々や行政・報道・運動機関などに対して働きかかけ、また関連書籍出版も手がけていこうと考えています。


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